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[転載]無責任獣医@ワンタロー君の場合

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ワンタローとの出会い

 ワンタローは2000年12月に他界しました。それをさかのぼる事14~15年前に東京で保護した雌のラブミックスです。酷く疲れてうずくまっている犬はお尻から出血していました。飼い主も里親も見つからず、しぶしぶ保護することになりました。哺乳類を飼った経験の無い私がワンタローと共に暮らした日々の中で試行錯誤の末、一日五回の散歩を欠かさず楽しむ程沢山の幸せを貰いました。静かで頭が良い、つぶらな瞳の犬でした。

死ぬまでの経緯

 ワンタローと共に神奈川県に越して来て数年した頃、ある動物病院の看護士と出会いました。
それまで別の動物病院に通っていたのですが、「他では不妊手術も出来ない所がある。またペットショップと関係がある所が有る」と自分の仕事場である動物病院の院長をあまりに誉めるので、出掛けて行くと院長が「(私の通っていた動物病院の獣医は)交通事故で腰の潰れた犬をうちに回してくる。うちに替えてくれ」と言うのです。
すっかり信用した私はワンタローの耳の掃除に2週間に一度この病院に通い始めました。耳の掃除をした後、必ずこの病院では聴診器を犬の胸に当て「はい、いいです」と言うのです。
そのたび健康に問題が無いのだなと、かかりつけの病院として大変信頼していました。友人や知り合いなどにも紹介したほどです。

 2000年の春ワンタローは元気がなくなり土を大量に食べるようになりました。耳の掃除に行った際異常を告げると検査は無し、「ミネラルが足りない」と一蹴。このあたりからワンタローはバケツに一杯程も土を食べ始めるようになりました。。室内に入りたがらない。近所の人と室内に押し込む。今思えば相当苦しかったのでしょう。それからひと月後咳が出始めました。獣医が再び口頭で答えるのです。「ああ部屋が乾燥している」。ちなみにこの獣医は我が家に往診したことはありません。その2週間後ワンタローは酷く弱って見えるのに、何でもかんでも口に入れ始めたのです。私は訳が解からないので、ワンタローに先生は何ともないと言ってるよと怒る始末。同時に獣医に対する不信感も沸き周辺の犬を飼っている人達に相談しました。すると評判の良い先生だから任せておけば大丈夫と言われるのです。
 土の量は益々増え、一日中外へ出たがるので私もミネラルがまだ足りないのかと思いつつ出来る限り外に出る様にしました。この頃私の睡眠時間は極端に減り帯状疱疹になる、、気管支炎になる思考がまとまらないという状態でした。それでもワンタローを連れて動物病院にも行っていました。次の時まだ咳が出るというと「加湿器を炊いて」という答え。
 
さて、この時期院長はめったに姿を現さなくなりました。個人的な用事だったようです。しかしまだワンタローは歩いていたし夢中で食べていたので、私は様子のおかしいのを打ち消していました。12月2日ワンタローは立てなくなり、誰が見ても死が迫っているようです!、連れて行くと、この院長が診察室に入った途端に「なんでこうなるまで放っておいた?原因はわからない(判らないでしょうよ。検査もしないのですから)。こうなるには兆候があったはず。あなたを責めはしない。肺も心臓も澄み切った音がしている。〔注射を2本して〕この薬がジワジワ効いてくる。自分もペットが死んだら4日は仕事が出来ない。明日もう一度連れて来なさい。(往診を依頼すると)うちじゃそこまでやっていられない!」と豹変した態度に出るのです。この日獣医が言った言葉はすべて頭にこびり付いています。その日夕方ワンタローは呼吸が早くなり苦しんで、目を大きく開いて舌を出して死んだようになりました。それと同時に鼻から大出血し始めたのです。しかしその後も何日もそのままの形で細い息をしていました。それからまもなくしてワンタローは謎の死を遂げたのです……

それからの数ヶ月

 放心状態が続きました。体調も悪く吐き気が止まらない。粗相までする。考えがまとまらない。皆さんの中にもこういう思いをした方がいらっしゃるでしょう。そして時間が経ち、悲しみに変わりはありませんが少しづつ冷静になると、きっとここまで読んで下さった方々も気付かれると思いますが、この獣医は結局何も獣医としての仕事をしていない事に気付くのです!!

獣医の仕事の概念

 私の考える獣医の仕事とはまず飼い主の話を聴く。ペットの様子を診る。必要な検査をする。インフォームド・コンセント。飼い主の希望を聞いて必要な処置をする。自分の手に余るなら大学病院を紹介する。病気の種類を断定したり外科的治療を除けば単純な作業です。皆さんそう思いませんか?

獣医の怠慢

  この病院で異常が無いように言われていたワンタローが何故死んだのか?手当たり次第相談しました。まず土を食べることに関して大学の教授たちは内臓に違和感があって食べたのであって、牛や豚と違って土からミネラルを摂る動物ではないとの見解。またペットフード会社でも表示通りに水とフードを与えて栄養が不足することは無いと解答。つまりこの獣医がこの時点で大学病院を紹介していれば、あるいは助かったかもしれない事が証明されたのです。この獣医についての噂を後から聞くと、大学病院というところは200万円も300万円も治療費が掛かる、動物実験される等と紹介を渋るそうです。それは自分の能力を見透かされるからでしょうか?
また咳が出ると飼い主より聞けば普通レントゲンを撮るべきですし、当の本人もレントゲンの一枚も撮っておくべきだったと認めています。ではなぜ撮らなかったか?私の推察では、人間の医療では専門のレントゲン技師がいますが、個人経営の動物病院では自分で撮らねばなりません。被爆を恐れたか、あるいは撮影された写真から正確な判断が出来ないから初めから撮らなかった可能性があります
 さて次に、二度目に咳がまだ止まらないと言った時、何故検査しなかったのか?まともな獣医なら様子を診ている場合では無いと判断するでしょう。逼迫した状態であったのです。
相手方が出してきたカルテでは、薬の記入がほとんどで私が話したワンタローの異常等に付いては何も書かれていません。これでは前後の脈絡も無く担当の獣医がころころ変わるこの病院で患者であるペットを死に至らしめるのは必死ですね。
そして最後の日に至っては当然救急としてやるべき検査が沢山あった筈なのにやはり何一つやっていないのです。すでに投げ出しているとしか考えられません。まさに放置されたのです!!
この獣医は何らの根拠もなく占い師の様に、口先で結果を出してしまう、実力の無い危険な獣医なのです。

タウン情報誌で情報を募る

 動物病院で同じような目にあった方はいないか?情報を募りました。すると獣医療のミスや怠慢によってペットを失った方々から多くの情報を頂いきました。中にはこの獣医によって(秘密厳守を約束しているので詳報を公表出来ないが)同じ怠慢と思えるパターンでペットが不審な死に方をしたり障害を負ったりしているという情報も入りました。しかも驚くことに恐らく実習生や研修生と思われるが、この人達に任せて自分は釣りをしているという情報まで入ったのです!

 その一方でワンタローの死の真相に近づきたいと大学病院の教授や著作を出していらっしゃる獣医さん等専門家の方々に相談しました。これらの方々は本当に熱心に長い時間私の話を聞いて下さり「犬が可哀想に」と言って下さる。素晴らしい獣医さんがいることもこの時知りました。犬が死んだくらいで大げさなとか、いつまでもめそめそしてと厭味を言う友人もいました。恐らくこの獣医もたかが犬畜生、口が利けないしこんな田舎では法律的な手段に出る人もいないだろうと考えたかもしれませんね。しかし訴訟中という噂も聞きます。私も調停までやって、裁判にするよりもっと効果的な告発の方法は無いかと考えた末、ホームページにこの出来事を書いたのです。

 最後に、ではどこへ連れて行けばよいのでしょうと聞かれます。私にも、どの病院なら安心とお勧めする自信はありません。まず大きくて何人も先生が居て毎回違う先生になる所は申し送りに問題があるので心配です。
色々な所に宣伝を載せているから良い病院とは言えません。愛想が良いから安心でもありません。近所の人々に良い先生と薦められても何がどう良いのか疑う必要があります。
死んでいく愛犬に何もして上げられなかった飼い主の悲しいアドバイスです。



原文はこちらです → http://www.geocities.jp/wantarolove/sub1.html

<<<出会いから別れまで

獣医療の怠慢で不幸にされ苦しんで死んでいったワンタローのページです。

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転載元: シロの家ネットワークのブログ


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